お陰さまで忙しい日々を送っています。
僕のコマーシャルワークは、ほとんどが発表前の企画や商品なので撮影風景や被写体をタイムリーにご紹介できないのが残念です。
そんなわけで、このブログも相変わらず撮影以外のことに偏りがちなのですが、今回は珍しく仕事のご紹介です。
ワ−ルドフォトプレス社の「モノマガジン」の仕事で登山家の服部文祥さんにお会いしました。
服部さんは登山の際、極力装備を減らし、食料も現地調達することから「サバイバル登山家」と呼ばれています。
横浜育ちでありながら野生児の彼。
立山連峰を毎日眺めて育ったというのに、都会に憧れて上京した僕とは正反対です。
お忙しい中を縫って僕のアトリエにお越し頂きました。
真っ黒なステージで服部氏が10年間愛用してきた登山靴と道具、そしてご本人の脚を撮影。
何冊も本を出版され、メディアへの露出も多い、所謂メジャーな方なのに、道具はボロボロになるまで使うと伺って驚きました。(被写体となった靴も加水分解寸前でした。)
服部氏の命懸けの冒険を支えてきた道具たちが放つオーラにたじろいでしまって、僕にしては珍しく予定時間をオーバー。
夕方からトークショーを控えていらっしゃった服部さん、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
ご本人がお書きになった文章も拝読しましたが、靴に犬が寄ってくるエピソードなど面白いです。
掲載される11-16号は11月2日発売です。どうぞお楽しみに。