「いったい何歳の頃から写真始めたんですか?」と時々尋ねられます。
多分、3歳頃だと思うんですが記憶にありません。実家が写真業を営んでいたので、幼稚園の頃には自分のカメラを持っていたように思います。決して写真小僧ではありませんでしたが、生活の一部になっていたことは確かです。
当時使っていたカメラが「インスタマチックカメラ」といい、カセット式のフィルムを使う初めての商品なのですが、フィルム装填の失敗がないので機械の苦手な方や子供でも楽に扱えるので普及していたようです。画面の比率が正方形なのも特徴です。
カメラの知識には疎いので詳細は分かりませんが、Kodakというアメリカの会社なのに何故か生産国が違うんです。画像の左上がmade in Germany 、右上がmede in England 、下の二つがmade in U.S.A.となっています。デザインの違いも興味深いです。
世界的にも革新的な廉価版カメラだったんですね。
フィルムが製造されていないので使うことはできませんが今もアトリエに大切に飾っています。
今週、国内の某フィルムメーカーがAPSフィルムの販売を中止するというニュースがありました。ちょうどデジタルカメラの登場時期と重なったこともあり、普及し切れなかったそうです。僕にはあまり馴染みのないフォーマットでしたが、きっと思い入れのある方も大勢いらっしゃるんでしょうね。
現存する135mmサイズを始め、ブローニー、シートフィルムが生産中止にならないように僕ら写真家がフィルムの良さを広めていかねばと思いました。
子供の頃、カメラはずっとフィルムで撮影するもので、
電話は交換手がつないでくれるもので家か公衆電話から
かけるものだと思っていました。
まさに時代に転換期に生きているわけですね。
常に転換期ですよね。
その中で自分にとって何が大切で、守り続けたいと思っても、
やむなく手放さなければならないことを何度も体験してきました。
そういえば、地デジ対応まだでした。(苦笑)