連休が終わり、本来なら「仕事も通常ペースに戻さねば、」という頃合いに、毎年わがままを言って、帰省させて頂いております。
僕も兄も比較的自由に休めるので、お盆や正月ではなく、父の命日に家族が集まる習慣になっていました。父の没後に僕が結婚し、長女が生まれ、次第に賑やかになっていきました。
そして今年は13回忌。
田舎の法事を体験させたいと思い、娘も学校を休ませての帰郷。
おばあちゃん(つまり私の母です)は、娘と約2年ぶりの再会だったのですが、車を降りた娘を見た瞬間、「子供の頃の私だ!」と絶叫。
話が弾んで昔のアルバムを見たら、確かにそっくりでありました。
ずっと前から中味(能天気な所)が、おばあちゃんに似ていて、悩みの種だったのですが外見まで似ているとは、先が思いやられます。
アルバムを開いていくと、当時の写真からは1点ごとに「シャッターを切る覚悟」、「撮られる歓び」、が強く伝わってきます。
そして、家の壁に掛けられた父の作品。
観光名所のカメラの砲列に混じることを嫌い、誰もが通り過ぎてゆくような風景を、独特の感性で切りとる力には、まだまだ僕も追いついていないと痛感しました。
写真に囲まれて育ったので、帰省しても頭の中は写真のことばかりですが、それが僕らしさなんでしょうね。
娘がおばあちゃんに付き添い、回覧板をご近所のお宅に届けにいくと、素敵な木香薔薇(もっこうばら)を頂いて帰ってきました。
愛想、愛嬌も隔世遺伝ということで、まずはめでたし、めでたしと。。(笑)