誰そ彼。

この季節の夕方、アトリエに美しい光が差し込む日があります。
時間にして僅か2〜3分の情景。
天気が悪かったり、撮影のため遮光カーテンを閉め切ってしまい、出会えない年も。

黄昏(たそがれ)の語源は、暗くなって人の顔が分からない時に
「誰そ彼」(誰ですか貴方は)と尋ねる時間帯だからだそうです。

学生の時に観たアルフレッド・スティーグリッツの写真で
「未だ自分の影があるうちに。」というタイトルの作品を思い出しました。

2 Responses to 誰そ彼。

  1. 伊集院 克 より:

    こんにちは、いつも楽しく覗いております。今日はたそがれを取り上げてありましたが、自分が40年ほど前に教わった古文の先生から『たそがれ』と『かわたれ(彼は誰)』を並べて一緒に覚えよと言われたのを思い出しました。最近はボケが進んで昨日や一昨日のことを思い出せないことがままありますが、昔の記憶は良く染み込んでいると今更ながら痛感します。一度美味しいお酒を一緒に飲みたいなといつも考えています。どうぞよろしく。

  2. Tsutomu Takasaki より:

    伊集院先生。コメントありがとうございました。日本語って難しいけれど、本当に奇麗ですよね。年相応に美しい言葉を使って若者にバトンタッチしていきたいと思います。
    一緒にグラスを傾ける日を楽しみにしています。食の文化も堪能しましょう。

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