本日より、伊藤之一×高崎勉 写真展。

いよいよ本日24日より東京・京橋72ギャラリーにて伊藤之一×高崎勉写真展「Commercial Photographer’s Battle」が始まりました。8月3日(土)にはトークイベントも開催されます。

前夜は同ギャラリーにおいて、名物イベント「湯浅堂」が開催され、そちらに伊藤氏とともに、ゲストとしてご招待いただきました。(湯浅氏は写真展の立案者、トークイベントの進行役でもあります。)

左から湯浅さん、高崎、伊藤さん。  (いで けんいち氏撮影)

バトル前哨戦さながらに、伊藤さんとのお話が弾みましたが、会場では沢山の写真愛好家の方々と出会うことが出来ました。その中のお一方が、高校の後輩と知って驚きました。世間は狭いですね。。

先述の湯浅氏、そしてPhatPhoto編集長の速水氏とは「日本の写真文化を海外へプロジェクト」代表の柴田誠氏のご紹介で知り合いました。4人で食事をしていた時、湯浅さんの閃きで今回の企画が生まれ、たった2ヶ月で実現の運びとなりました。

実は伊藤さんとお会いしたのは、まだ二度目です。
展示作品に関しても全くの打ち合せ無し。なのに、展示を終えてみると、見事な化学反応が生じたと感じています。
これぞ、湯浅マジック。。。

平日はなかなか在廊できませんが、極力合間を縫って顔を出します。

皆様のお越しをお待ちしております。

http://tip.or.jp/commercialphotographersbattle.html

Takasaki Seminar。

課題撮影中のI君。

今年に入ってから「教育」に縁があります。
僕自身が日本写真学会に入会したり、「日本の写真文化を海外へプロジェクト」の勉強会に参加するなど、週一のペースで何かしらのセミナーに顔を出しています。
そして学ぶばかりでなく、教える機会も随分増えてきました。

一昨年から専属のアシスタントがいないので、若手に直接指導する機会が減りましたが、巣立って行ったみんなが第一線で活躍している様を見ると「僕の下で多少は何かを学んでいってくれたのだ」と自信に繋がります。(各自の努力の賜物であることは勿論のこと。)

そして、今年の冬に遠方から僕に会いにきて下さったI君。
アシスタント希望でしたが、残念ながら条件が合わずスタッフとして迎えることが出来ませんでした。ですが、僕が月に1回、ゼミを開催してスタジオワークの基礎や撮影技術を指導しています。

お客様から受注した仕事の現場で「勉強する」というのは、筋違いだと肝に銘じていますが、ここではまさに「勉強」そのものです。お互いの貴重な時間を削っての勉強会なので双方真剣そのもの。教えるのは、あくまで写真ですが「作法」「礼儀」「尊重」は何事にも基本なのだと、教えながらも改めて思い知らされます。

大判カメラの仕組みを学ぶには、これで充分。

気がつくと研究生(受講生)も3人に。
いまは丁寧に教えていきたいので少人数制ですが、そのうち僕のノウハウやイズムを大勢に教えることが出来たらと嬉しいですね。

僕のクライアントでもある「パルファン・サトリ」の大沢さとりさん主宰の「フレグランススクール」のメンバーコミュティサイト内でも「Takasaki Seminar 出張編」と称して、「香り」にまつわる写真教室としてコラムを書かせて頂いています。
http://parfum-satori.com/jp/school/
(残念ながら僕のコラムは会員専用のサイトの中ですので、ご覧頂くことはできません。)

そんなこんなで、仕事は仕事を呼ぶのでしょうか。講師のお話が他からも、ちらほらと。
次のステップに進む前触れなのでしょうか。
何事も「来た玉は打ち返す」姿勢で挑みます。

七夕。

東京は例年より約15日早い梅雨明けとなりました。

そして今日、7月7日は僕にとって特別な日です。
小学校の時に出会った恩師の命日。
三十数年前、先生は授業中の事故で生徒を助けるために犠牲になられました。
とにかく破天荒な方でした。
職業意識、ライフワークに臨む姿勢、命の大切さ、、、今の僕を作り出して下さったのは先生の生き方と、ショッキングな事故の影響が大きいと思っています。
以来、何時、何処で何をしていても、この日の事故があった時間だけは、あの日の記憶が蘇って黙祷を捧げます。

生まれ育った富山では旧暦に合わせるため、七夕は8月となります。
上京してからの月日の方が長いのに、未だに7月の七夕にピンと来ませんが、街は短冊がぶら下がった笹の葉のディスプレイでいっぱいで、夏休み突入ムードを盛り上げます。

最近、週末に仕事が重なることが多かったので、久し振りに家族で出掛ける予定でしたが、急遽、妻子が娘のクラスメートに誘われ遊びに行くことになり、僕一人で表参道に。
特別な用事はなかったのですが、休日の街の風に当たりたかったのでしょう。

通りを歩いていて一軒の店の前で脚が止まりました。

ちょうど1年前、精神的に凹む出来事があって、この道をうなだれて歩いていた時にショーウィンドウに飾られた子供用のサマードレスに心奪われました。
子供の服なんて買い慣れていないし、サイズも判らない。まして本人が気に入るかどうか。
手ぶらで帰宅しましたが、妻にその話をしたら、僕がそんなことを言い出したのがよほど珍しかったのでしょう。後日、家族でその店を訪れ、お目当ての洋服を購入しました。
そんな精神的にかなり落ちていた頃の、ささやかな楽しい思い出が蘇ってきました。

夕方帰宅したところ、西の空に不穏な雲が。
その後、妻子が帰宅したところで雷を伴った激しい雨が降り出しました。

雨雲はすぐに過ぎ去り、新宿副都心方面には綺麗な虹が架かりました。

娘は仲良しな友達とキッザニアで色々な職業体験をして充実した時間を過ごした模様。
別々に過ごしたものの、今ここにある時間を有り難く噛み締めることが出来た1日でした。

「Commercial Photographer’s Battle」。

東京・京橋72 Galleryにて、

伊藤之一×高崎勉 写真展『Commercial Photographer’s Battle』を開催する運びとなりました。

http://tip.or.jp/commercialphotographersbattle.html

伊藤氏とは同世代。同じ業界で活動するライバルです。

共通の知人がとても多いのに、この企画展の打ち合せまでお目にかかったことがありませんでした。

トークイベントもあって、個展とは違った楽しみもあります。

皆様のお越しをお待ちしております。

退院。(カメラのことです。)

退院って、僕じゃありません。カメラです。

3月に外で作品を撮ってたら、急にウンともスンとも言わなくなったプラウベルマキナ君。

僕はテーマを絞って作品撮影に行くので、あれこれと機材を持ち歩かない。(仕事では正反対なのは、ご存知の方も多いかと。)

その場で写大(工芸大のことです。)の同期で現在カメラの修理をやっている松村君に連絡。やはり故障らしい。

一台しかないカメラが動かなくなっては仕方ないので、翌日別のカメラ(ライカ)を携えて撮影続行。

フィルムサイズが小さくなったものの、狙った画は撮れた。

さて、壊れたカメラをどうするか。「いつまでフィルムで撮るの?」という悪魔か天使だか分からない囁きが耳元にこだまする。。

暫く放置しておいたのだけれど、このカメラは「Silhouette」のシリーズでも大活躍した愛機。

知り合ったきっかけは、学生時代に先輩の森さんが首から下げてて、「こんなにコンパクトなのに6×7なんだ。」と、ずっと気になっていた。そしたら二十年も経ってから、僕のアシスタントだった四方君がこれを使ってて、その仕上がりの描写力に驚き、翌週には中古カメラ屋を回って入手したという思い入れのある一台なのです。

僕はカメラを必要以上に愛でるタイプではないので、「動かない」イコール「スクラップ」。随分時間が経ちましたが、思い切って松村君に修理依頼しました。女々しく時間掛けて悩んでいたのに、なんと仕上がりの早いこと。松村君ありがとね。

学生時代、最もつるんでいた仲間の一人なのに、卒業後は多忙を言い訳に音信不通だったのに、Facebookがきっかけで連絡を取り合うようになりました。結構ニアミスしてるのに、再会を果たす前に、愛機がお世話になりました。

またこれで作品撮ります。

松村カメラサービスのサイトはこちらです。AF内蔵機種は対応してないそうなのであしからず。

http://matsumuraclassiccamera.web.fc2.com/

東京写真月間。

独立後、業界内の付き合いよりも、むしろ違うジャンルの方々との交流に重点を置いてきました。それはそれで、いまでも良かったと思うし、俯瞰で自分の立ち位置をジャッジする判断力が身に付いたと思っています。

ただ、「機材のショーにも顔を出さない、フォトグラファーの友人は皆無、レセプションパーティーやセミナーなんてもっての他、、」と、そんな具合で居たら、すっかり浦島太郎状態。

そんな僕ですが、今年に入ってJapanPhotoGlobe(日本の写真文化を海外へプロジェクト)に参加してからは、行動範囲や人付き合いがまるで変わってしまいました。

田舎者がいきなり社交界デビュー。そんな様相ですが、今のところボロも出ず、著名写真家、メーカーの技術開発担当者、広報担当者、ギャラリスト、様々な方々と交流を深めさせて頂いています。

そして、今月は「東京写真月間」。さまざまな企画展やイベントが行われます。

皆様も是非、写真を観て、撮って、楽しんで下さい。

T.I.P/72Gallery「湯浅堂」会場にて。

 

 

穴埋め週間。

「自営業にとって長期休暇なんぞは稼働率が下がるだけで、、、」なんて思っていたのは昔の話。
合い間に仕事があったため遠出はできませんでしたが、GW後半は頭を空っぽにして過ごしました。

唯一、江ノ島を訪れたのですが、橋が折れるんじゃないかと思う程の人手で、、、。
「しらす丼」食べて、浜で昼寝して、早々に引き上げる羽目に。
どこに行っても混雑が予想されたので残りの休日は、地元でのんびり過ごしました。

娘と公園で、自転車、縄跳び、テニスの練習。そして森で四葉のクローバー探し、家では料理に宿題、、と普段の穴埋めのような過ごし方。
こんな日常に幸せを感じます。

さて、頭を切り替えて仕事モードに。

未だご報告できる段階ではありませんが、今年はビッグイベント目白押し。
自分にとって初めてのことばかり。何より人との繋がりが膨らんでいます。
みなさん、ありがとう!

そして、コマーシャルの仕事も引き続き宜しくお願いします!

旅の季節。

新緑の美しい季節になりました。

ここ一週間、スキー雑誌の仕事に追われていました。
雪国育ちなのに数える程しかスキー経験が無い僕にとって、とても新鮮な仕事です。

来シーズン発売のモデルが雪山で滑走テストされ、商品イメージ撮影用に僕のスタジオに運び込まれます。
その中に、編集長所有のスキーグッズもあったのですが、板に笹の葉がくっついていました。どんなところを滑っていらっしゃったのかな?と、想像が膨らみます。

以前、懇意にしてくださっていたカメラの修理屋さんが、「旅行から戻ったカメラのオーバーホールをしているとケースを明けた途端、自分が行ったことが無い国の空気に触れた気がしてわくわくする。」というお話を伺ったことがあります。いつも机にへばり着いて小さな部品と格闘する毎日だけど、そんな瞬間が嬉しいのだとか。

僕もそろそろアトリエを飛び出して旅に出る時季です。

いよいよ明日から黄金週間。皆様、どうぞ良い休日をお過ごしください。
(弊社は暦通りに営業しています。)

 

Team Takasaki。

宣伝です。

僕の元を巣立って、多方面で活躍しているカメラマンが集まり、撮影チームを結成しました。

各自の持ち味と個性を生かしつつ、カット数の多い仕事、幅広い撮影条件に対応出来るように
なりました。

どうぞお気軽にご連絡ください。