「Life」展を終えて。

個展最終日の朝、ギャラリーに向かう前に「Life」のモチーフとなった森を散歩。
あれから、たった三年なのに鬱蒼としていた森がスッキリしていることに気付きました。
台風が来るごとに大木が何本も折れたためだと思われます。

かつて、この森の一画には結核患者のためのサナトリウムがありました。
閉鎖後は森も封鎖されていたのですが、4年前に整備され公園として開放されました。
僕らにとっては有り難いことなのですが、人間の手が入った途端、
森の生命力が衰えた様に思えてしょうがありません。
そこに新たな作品のテーマを見い出した気がします。

そしてお陰様をもちましてギャラリー・ヴイグロワで開催されました「Life」展は大盛況のうちに終わりました。(5月の「Breath.」展をはるかに上回るご来廊者数でした。)

ここまで来られたのは沢山の方々の支えがあってこそです。
皆様のご期待を裏切らない今後の活動をここに約束致します。

年末の繁忙期の中、お越し下さったお客様、ご協力下さった全ての方々に感謝いたします。

本当にありがとうございました。

折り返し点。

アトリエの窓から。

ギャラリーに通い詰めでしたが今日は打合せ日。
久し振りにアトリエに来たら銀杏がすっかり黄色くなっていました。

「Life」展も折り返し点を過ぎ、会期後半に突入しました。
お陰さまで連日多くの方々に御高覧いただき感謝申し上げます。。

特に今回はtwitterとFacebookの両方を使いだしてから、初めての写真展でしたので、
連絡先がわからなくてご案内できなかった方々にも知って頂くことができたようです。
拡散していただいた皆様、ありがとうございました。

突然訪ねてくれた高校の同級生は、ずっとtwitterとブログをチェックしてくれていたそうで、改めて襟を正す思いです。

ギャラリー・ヴィグロワ

実は開催2日目の夜にギックリ腰(のような症状)になってしまい、その後の在廊が危ぶまれました。かかりつけの治療院での鍼治療のお陰で、なんとか翌日から復帰することが出来ました。(伊集院先生ありがとうございました。)

本当に大勢の方々に支えられています。
あらためまして心から感謝申し上げます。

残りの開催日、少し離れる時間帯もありますが基本的に朝から在廊予定です。

大沢さとりさんの調香によるオリジナルの香りによる演出のお陰で
お客様ばかりでなく、ギャラリースタッフ、作家が癒されています。
いつもよりお客様の滞在時間が長い様に感じるのも、森の香りに包まれているからかもしれません。。

18日(日)20:00までとなりますので皆様宜しくお願い致します。

http://viglowa.co.jp/

調香師大沢さとりさんとのコラボ。

7日から始まりました、高崎勉個展「Life」。
初日から大勢のお客様にいらして頂き感無量です。

今回は新しい試みとして、調香師の大沢さとりさんに「Life」展の作品のイメージで特別に調合して頂いた「香り」をギャラリー内に漂わせています。

お越し下さった方々に「より深く作品の世界に入って頂きたい」との試みでしたが、心地良い空気が流れて、常駐スタッフにとっても大変嬉しい空間作りになりました。

大沢さとりさんのブランド「パルファンサトリ」の香水は僕も日頃使わせて頂いています。
パルファンサトリの香水にまつわるエピソードの過去のブログはこちら。
http://t-tak.jp/blog/?p=404

この国の文化、気候に合う優しい香りの一端に触れて頂き、代々木のパルファンサトリのサロンに足をお運び頂けると幸いです。

・パルファンサトリ・ホームページ
http://parfum-satori.com/

「Life」展 始まりました。

ついに「Life」展 始まりました。
日程に余裕があった筈なのですが、やはり会期間際はドタバタになってしまいました。
特にDMの発送が会期直前になってしまい、申し訳ありません。

会場のギャラリー・ヴィグロワ (VIGLOWA)は地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩1分です。

意外に通り過ぎてしまい、随分歩いてから戻ってこられる方もいらっしゃるようですが駅を出て春日通りの交差点を渡り、右に歩いて一つ目の角のビルの4階です。
(1階はネイルサロンで、入口は角を左に入ったところです。)

・ギャラリー地図
http://viglowa.co.jp/04/

写真展の度に皆様から差し入れやお花を頂戴するのですが、今回も素敵なフラワーアレンジメントが届きました。

いつも楽しいお仕事を頂くお客様からなのですが、メッセージボードを見て爆笑してしまいました。


お陰様でオープン前の緊張がほぐれました。
セメントプロデュースデザインの皆さん、本当にありがとう。

会期中はなるべく在廊するつもりですが、今週末の日曜日(11日)は外せない用件があり、閉廊までに駆けつけられないかもしれません。
10日(土)、17日(土)、最終日18日(日)は終日在廊の予定です。
平日は仕事の合間を縫って顔を出すようにしていますが、ご一報下されば何とか時間を調整しますのでお気軽にご連絡下さい。
info@t-tak.jp

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています。

個展まであと一週間。

ようやく、アトリエ前の銀杏並木が黄色くなってきました。
個展の開催まであと一週間。最終調整に追われる毎日です。

思えば4年前、自分にとって大きな出来事があって、途方に暮れた時期がありました。
歩けるようになったばかりの娘を連れて、近所の森を散策することで気を紛らわす日々。

2008.01.09.

ある時、一枚の葉っぱがひらひらと蝶のように目の前を通りました。
後で調べたところ、楓の種子らしいのですが、アンバランスに着いた実のせいで本当に生きているように優雅に舞い降りました。

それがきっかけで、落ち葉に目を向けることに。
普段は誰にも気に留められず、踏み潰されて土に還る運命なのですが、
一枚の葉っぱをよく見ていると、その葉脈が樹木の縮図に見え、更には宇宙の広がりにまで思いを馳せることが出来ます。
何より、その小さな存在に僕は「美」を見い出します。

当時から状況は好転しているどころか、経済危機や天災に見舞われ、ますます厳しい状況にありますが、自分が感じたものを表現することがきっかけで、とても沢山の友人に巡り会いました。

そんな方々に支えられて、今年4回目となる写真展を迎えます。
懐かしい出会い、新しい出会いを楽しみにして、皆様の御来廊をお待ちしています。。

※ 在廊スケジュールが確定できませんので、Twitter , Facebookでお知らせしていきます。

軽井沢。

先週末、軽井沢に行ってきました。
数日前まで風邪で寝込んでいたのですが、どうしても春まで持ち越せない用事もあり、病み上がりでしたが思い切って出発。

真っ赤に色づくより少し手前の紅葉が好きなのですが、まさに軽井沢はぴったりの時季。

帰りがけに先月オープンしたばかりの「軽井沢千住博美術館」を訪れました。
千住博さんは好きな画家の一人で、著書「絵を描く悦び」からは作品制作に対する姿勢など大きな影響を受けました。

素晴らしいアートに触れ、奇麗な空気を吸ったら風邪が完治したようです。

東京に戻ったら個展準備が待っています。
開催の12/7 まで、あと僅かとなりました。
体調崩さないように気を引き締めて行きたいと思います。

急に寒くなってきましたので皆さんも御自愛下さい。

バトンタッチ。

ギャラリー・ヴィグロワにて開催された幡野広志展「海上遺跡」が終了しました。
お陰さまで大勢のお客様に足をお運び頂いたそうです。
兄貴分といたしまして、僕からも御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

初めての2ショット。(左が幡野君)

会場で久し振りに幡野君に会うことができました。
海沿いを旅しながら撮影した風景の中には、
震災後見る事が出来なくなった場所もあるそうです。

複雑な思いを抱き新作を撮り下ろした彼は、
写真家として、そして人間として更に成長した気がしました。

そして、12月7日には僕の個展「Life」が始まります。
仲間と同じギャラリーで2ヶ月続けて個展を開催するなんて、
多分この先もないことでしょう。
希有な緊張感を味わいたいと思います。

今日、セレクト作業と打合せがありました。

ディレクターの篠原氏の厳しいチェック。

会期まであと僅か。最終調整に向けて頑張ります!

あっ、そうだ、「バトンタッチ」とタイトルつけましたが、
僕らの間に「ぱなし展」が開催されます。
http://viglowa.co.jp/

こちらも面白そうなので必ず行ってみたいと思います。
皆様も是非どうぞ!

幡野広志写真展。

「海上遺跡」

暫く更新を怠ってしまいました。
諸般の事情で撮影以外の業務を一人でやっていたので、余裕がありませんでした。

それもこれも、今年の春まで仕事を手伝ってくれていた優秀なスタッフが辞めてしまったからです。そう、そこの君ですよハタノヒロシ君。

たった一年間、しかも大不況真っ只中の厳しい時期でしたけど、幡野君と仕事してた期間はとても楽しかった。
初めの頃は「ウチ向きのキャラじゃなさそうだし、もたないかな?」なんて僕も周囲も心配したんだけど、妙にウマが合って、すっかりチームの一員として僕を助けてくれました。
何事にも真っ直ぐな写真家としての姿勢に、却ってこちらが刺激を受けたものでした。

その幡野広志君の写真展「海上遺跡」が11月2日(水)〜13日(日)まで、文京区茗荷谷のギャラリーヴィグロワにて開催されます。
昨年、新宿ニコンサロンで大好評を博したシリーズに新作を加えた展示になるそうです。

http://viglowa.co.jp/02/cat34/

皆さまどうぞ、海上、、じゃなかった、会場まで足をお運び頂けると幸いです。

誰そ彼。

この季節の夕方、アトリエに美しい光が差し込む日があります。
時間にして僅か2〜3分の情景。
天気が悪かったり、撮影のため遮光カーテンを閉め切ってしまい、出会えない年も。

黄昏(たそがれ)の語源は、暗くなって人の顔が分からない時に
「誰そ彼」(誰ですか貴方は)と尋ねる時間帯だからだそうです。

学生の時に観たアルフレッド・スティーグリッツの写真で
「未だ自分の影があるうちに。」というタイトルの作品を思い出しました。

Shirokiさん個展 ékstasis展「忘我の絵画」。

先日このブログでもご紹介したアーティストShirokiさんの個展が始まり、初日に行って参りました。

Shirokiさんはギャラリー・ヴィグロワで知り合った同世代のアーティストで、最近は仲間のように親しくさせて頂いていますが、これまでに世界を舞台に活躍してこられた大先輩でもあります。

僕とは「書」と「写真」でジャンルこそ違いますが、作品制作に臨む姿勢や、海外での経験談などお聞かせ頂いて、いつも刺激を受けています。

ここには書けませんが、オープン直後にはいきなり超V.I.P.が来廊なさったそうで、Shirokiさんの人気振りを伺うことが出来ました。

Shirokiさんの在廊日程はこちらからどうぞ。

http://viglowa.co.jp/

面白かったので平日なんとか時間を作って、再び訪れようと思います。